院長挨拶
長野県立阿南病院は、昭和20年に千葉医科大学医学専門部が当地に戦時疎開したことがきっかけとなり、昭和23年に県立病院として発足いたしました。現在、当院の診療圏である下伊那南部地域は老齢人口割合が40%を超え、高齢先進地域となっています。そのような状況下、巡回診療、在宅訪問看護・医療・リハビリの実施、老人保健施設の運営など、手厚い医療支援に重点を置く一方、小児医療、精神医療、学校保健活動まで幅広い医療を提供しています。平成26年3月には耐震化改築工事も全面竣工し、本館棟は免震構造でヘリポート付の災害に強い病院に生まれ変わりました。
さらに平成26年4月に『地域医療総合支援センター』を開設し在宅医療、地域の健康管理事業、認知症への対応、さらに町村の小児健診などの支援にも取り組んでおり、より一層地域の患者様はじめ、地域住民に『信頼され、安心して暮らせる医療』を推進してゆく所存です。
和みの医療センター
長野県立阿南病院院長 田中 雅人