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(代表)

院長挨拶

 長野県立阿南病院は、昭和20年に千葉医科大学医学専門部が当地に戦時疎開をしたことがきっかけとなり、昭和23年に県立病院として発足しました。当院の診療圏である下伊那郡南部地域(阿南町、下條村、売木村、天龍村、泰阜村)と飯田市の一部(上村、南信濃)は、県内でも有数の高齢化が進んだ地域です。そのため、病院内での診療にとどまらず、患者さんの自宅を訪れる訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーション・訪問薬剤指導や山奥のかつて小学校の分校だった建物を利用しての巡回診療、介護老人保健施設・訪問看護ステーションの運営など、幅広い医療の提供に努めています。
 今からおよそ半世紀後、日本の総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合は、約4割と推計されています。
 しかしながら、当院の診療圏の高齢化率は、現在でも既に5割近くとなっています。当院は、へき地医療を担っているのみならず、将来の日本の先駆けとなる医療モデルに取り組んでいると言えるかもしれません。
 患者さん中心の優しさと思いやりのある医療、地域寄り添う医療を、これからも提供してまいります。

長野県立阿南病院院長
田中 雅人