転倒・転落防止対策へのご協力とお願い
当院では、安全で快適な入院生活を送っていただけるように努めておりますが、入院中は、環境の変化や病気、けがにより体力や運動機能が低下し、思いがけない転倒やベッドからの転落の危険性が高まることが指摘されています。
患者さんに入院生活をより安全にすごしていただくため、次のことにご留意ください。
1 療養器具の安全な使用について
[ ベッドまわり ]
- 転落を防ぐため、ベッド柵の使用をお願いします。
- 寝たままで床頭台(ベッド横の小さな棚)の物を取らないようにしましょう。
- 床頭台につかまっての移動は危険ですのでおやめください。
- ベッドから降りるときは、柵がしっかり固定されているかご確認ください。
- 両足を床につけてから、ゆっくり立ち上がってください。
[ 車いす ]
- 深く腰かけて、足は足台にしっかりのせてください。
- 背にもたれすぎたり、前かがみになりすぎないようご注意ください。
- 止まるときは、必ずブレーキをかけてください。
- 降りるときは、足台を上げてからゆっくり降りましょう。
[ 点滴スタンド ]
- 歩行時は段差・カーテン・コードなどにご注意ください。
- 壁や家具などに寄りかからないようお願いします。(転倒の原因になります)
[ その他 ]
- すべりにくく、はき慣れた履き物をご用意ください。
- サイズの合った動きやすい服をご着用ください。
- 動くのが困難なときは、無理せずナースコールで看護師をお呼びください。
2 身体拘束について
原則として、当院では身体拘束をしない方向で対応しておりますが、興奮・徘徊・せん妄などの症状がある場合、安全確保のため身体拘束を行うことがあります。
身体拘束を実施する際は、医師の指示のもと、開始前にご説明・同意をいただき開始しますのでご了承ください。
患者さんが安心安全に過ごせるような看護体制を整えて参りますので、不安なこと・わからないことがあれば、看護師にお声がけください。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。